【簿記の資格】中小企業レベルの会社の実務で必要か? 経理ってそんなに難しいことをやっているの? 資格ないとできないの?

今回は、会社の代表的なお仕事、

経理の仕事についてです。

その前に少し、関連して、

数字(数値)についてです。

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社会人になって、あらためて、気づいたことがあります。

人は、数字によって、

動いている(動かされている)。

経営者、医者、サラリーマンやOL、主婦、学生などなど、

数字と縁のないものは、ありません。

朝何時におきて、何時までに身支度して、

何時の電車に乗って、何時までに、会社や学校に行く。

主婦はチラシを見て、金額を確認して、買い物をし、家計簿をつけたり、貯金をしたり、引き落とし日や引き落とし金額などを数字で管理しています。

経営者も数字で判断するし、金融機関から数字で判断されます。

リーマンも営業成績は数字で表されます。給与も数字です。仕事ですから、時間制限も当然あります。

学生も、時間割があります。数字です。

学校の成績は、先生がテストで、出来不出来を数字で判断します。

逆に数字で動いていない(意識していない)人っているんでしょうか?

芸能家、芸能人を生業としている方には、一部いらっしゃるかも知れません。

時間管理はマネージャーやお仕えしている方がする

ですが、プライベートでは必ず時間を確認するはずですよね。

少なくとも、わたしの周りには一人もいません。

経理の仕事

ただでさえ、世の中、

こういった数字で囲まれている環境なのに、

なおかつ、日常で、仕事として、

数字のシャワーを浴びている職業があります。

経理です。

なので、たぶん、数字が好きでないと、この職業は長くつとめられないかも知れません。会社の数字が一気にあつまる部署です。慣れればできちゃうって感じもありますが、数字が嫌いな人はまず無理でしょう。

経理の上に位置する税理士や公認会計士さんもいますが、法律を少なからず認識していないといけないので、数字だけってわけでもないと思います。

顧問の会社の経理担当の頼りにされているのが、税理士や公認会計士なので、小難しいことを、一手に引き受けてくれます。数字記帳の根拠などを制度会計に基づいて、指摘したり指導して、決算まで導いてくれたりします。

中小企業の経理担当で、

一番重要な仕事ってなんだかわかりますか?

私が思う答えは、

「残高をあわせることです。」

長年、10億~20億円の規模の会社の経理をやってきましたが、これにつきると思います。

残高をあわせる目的

最終的に、

決算事務を年に1回、会社は必ず行うんですが、

必要な書類の中に、勘定科目内訳書というものがあります。

この作業は、勘定科目の残高があっていないと(辻褄があっていないと)、内訳書は作成できません。

わたしは、入社当時、OJTと呼ばれる先輩はいなかったので、結構これには苦労しました。年に決算月1回だけであわせようとすると大変です。

数字と格闘しないといけなくなります。慣れないときは、よく過去の資料をひっぺ返して格闘していました。

なので毎月あわせないといけません。あるべき数字に。数字(取引)一つ一つに理由があるわけなので、この取引なんだっけ?なんで残高があわないんだ?なんてことがあると、1個1個潰していってキレイにするわけです。

小口現金の帳簿残高と実際の金庫の中の残金はあっていないといけません。

当然ですよね。でも、この当然が、日々取引が多いと、なんであわないんだ?ということも結構多いんです。

他部署に融通を効かせてあげればあげるほど、なんであわない?ってことが多くなるので、経理の責任者は厳格な人や融通の利かない人が多くなるんです。

それは、経理の仕事がらしょうがないのかも知れません。

同様に、当座預金や普通預金の残高も補助科目ごとに(銀行ごとの名古屋駅前支店ごとに)残高が帳簿とあっていなければいけません。

取引が多ければ多いほど、残高があってこないリスクが高まります。

ここまであわせられれば、少しホッとします。

ちょっと慣れが必要な科目

ほかに経理には経過勘定科目というののがあります。

代表的なもの(どの会社でも必ずある科目)は。

売掛金、買掛金、仮払金、預り金、仮受金、立替金、未収入金などです。

これ以外にも、会社によってはもっとあると思います。

また、売掛金の下に補助科目が何個かついたりします。

売掛金・A店、売掛金・B店、売掛金・C店、、、、、、、、。

仮払金、預り金の下にも、重要な補助科目がたくさんあります。

これを一つ一つ、辻褄(ツジツマ)があうように、あるべき残高と一致するように、日々、数字とにらめっこして処理をするんです。

ですが、毎月だいたい似たような取引が多いので、スピードアップも可能ですし、慣れて残高さえあえば、ほとんど経理の仕事はおしまいです。

結論、簿記の資格は要る?

最終的な、決算資料の勘定科目内訳書にも、自信を持って、キッチリ対応できるでしょう。

となると、結論、

中小企業(資本金1億円以下の会社)は、簿記の資格とか、特に必要ではありません。

顧問税理士がいれば、毎月帳面をみせて、不審なところは指摘して指導してくれて、決算まで導いてくれます。

経理は職人作業ではない

逆に、簿記の2級とか取得されているぐらいの方は、慣れてくると、もっとステップアップしたい(小難しい仕事がしたい)と思うようになるんじゃないでしょうか?

そうすると、せっかく慣れた経理事務員は、みずから退職という道を選択することになってしまいます。せっかく慣れたのに数年で退職してしまうなんて、会社としてはもったいないですよね?

もったいないと思って、最終的に、税理士がやる決算を確定して、税金を割り出すところまで任せよう、やらせようとする会社が、稀にあると思いますが、私は反対です。

餅は餅屋です。税法はけっこう変わりますし、専門家に任せたほうが会社にとってはいいと思います。多少の決算事務手数料はけちらない方がいいと思います。

かりに、税金の確定まで、決算事務のほとんどを任せてしまうと、会社にとっては、好都合なことばかりではありません。リスクも大きくなります。

その決算事務のほとんどを行うようになった経理担当は、

発言力は大きくなりますし、給与の増額等もいいはじめるでしょう。思い通りにいかないと、また退職する辞めると言いだします。※経験があるので転職はしやすくなります。

退職するとなると、職人的な仕事になっているので、引き継ぐ人も一定のレベルでないと、引き継げなくなりますし、会社は困った状態になってしまいます。

税務調査が入って、過去のことを聞かれても、その経理担当がいないと返答に窮しますよね。これって面倒くさいですよね。税務調査もよからぬ方向にいかないとも限りません。

結び

何も資格も持っていない人の場合であれば、長く勤めてくださる可能性はありますし、正社員で長く勤めてくれても、「残高をキチンとあわせるところまで」の仕事がメインであれば、月給は20万円弱しかいかないと思います。

それでも満足して仕事をしてくださる方は、いくらでもいると思います。

なので雇用するのなら、専業主婦の方だとして未経験でも、ポイントさえ指導すれば、十分やっていけるのが、中小企業の経理の仕事だと思います。

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最初に書いたように、

ただでさえ、みんな、日々、数字(時間、お金、四則計算)の中で、日常生活をおくっているんです。「残高をあわせる」ことぐらい、主婦の方ならできないはずはないと思いませんか?

※男性よりは女性のほうが事務は適任だとは思います。女性のほうが、経理以外にも事務的なことや雑務などいろいろ任せられます。

会社の経理担当(事務員)を募集するなら、ぜひ参考にしてみてください。

おしまい

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