【簿記の資格】いらない?意味ない?経理の仕事から考える

会社の代表的なお仕事、

経理に「簿記の資格」はいるのか?

についてです。

Rin

まずはポジショントーク

Rin

OJTがいない状態から経理責任者になるまで数十年の実務経験あり。総務とITの責任者の顔もあり。

Rin

簿記の資格なし。
IT系の資格あり。
資格そのものは大好き。

Rin

売上10億〜25億円で単独決算
顧問税理士あり

Rin

結論から言うと、経理の仕事に、、、簿

Rin妻

「簿記の資格はいりません!」

Rin

簿記、、、えっ?( ̄▽ ̄;)

簿記の資格と経理の仕事

関連性を考えます。

考えると簿記の資格が必要なのか、見えてきます。

経理の仕事を考えると

前例主義

前期の仕訳を帳簿でみれば、仕訳の仕方はわかります。見当がつきます。

毎月毎月、同じ仕訳をすることが多いです。

勘定科目などを含む仕訳の方針が決まったらあまり変えません。顧問税理士によると、コロコロ変えてはいけないとのことです。

感覚値ですが、9割は数字が違うだけでほぼ同じ仕訳です。

言葉は悪いですが、

仕訳の意味が不明でも、前例の勘定科目を確認して(ソフト等で前月の仕訳データを引っ張ってきて)、貸借あわせて仕訳さえしておけば、ほぼ正解です。

簿記の資格はなくてもできます。

IT化

経理では避けて通れません。パソコン必須です。

スタンドアロンのパッケージソフトの導入をしておけば問題ないです。

ネットワーク版やクラウド版もありますが、費用対効果や処理遅延の関係で、当分はスタンドアロンでいいでしょう。

ソフトの選定も経理の仕事です。

エクセルファイルを取り込めたり、テキストファイルで吐き出せたりできる会計ソフトだと、利用価値が高いです。

Windows10やオフィスソフトなどパソコン慣れしとかないと、令和の時代は経理責任者には慣れません。

簿記の資格より大事かも。

残高をあわせること

この作業が1番重要です。経理の肝です。

なぜかというと、できあがった試算表(毎月の会社の成績表)の数字が本当にあっているかの担保(たんぽ)になるからです。

まずは、以下の会社には必ずある科目が、銀行の記帳数字とあってるか確認します。

小口現金
当座預金
普通預金
定期預金
月積預金

小口現金以外は、補助科目がそれぞれあります。取引銀行が多いと大変になります。

例えば、

三菱UFJ銀行・名古屋駅前支店
百五銀行・名古屋支店
大垣共立・名古屋支店

などです。

取引を仕訳した帳簿と、実際の銀行の残高がピッタリあっているかを確認します。

取引が多い銀行口座だと、だいたい最初は、
「相違あり」です。
相違の原因を必ず突き止めて、訂正します。

上記の流動資産科目があってれば、
正直ホッとします。

ただ、見つけるのが大変は大変ですが、簿記の資格と関係ありません。

主婦の家計簿の延長です。主婦に向いてるかも。

次に経過勘定科目もあわせます。

以下の科目ごとに、ソフトやエクセルなどの表計算ソフトで、事前に「あるべき残高」を把握しておきます。

売掛金
買掛金
仮払金
預り金
仮受金
立替金
未収入金

などです。

補助科目もたくさんあります。

売掛金なら、何店舗かあれば、

売掛金・A店、売掛金・B店、売掛金・C店、、、、、、、、。

ということもありえます。

仮払金、預り金の下にも、重要な補助科目は多々あります。

補助科目ごとに1つ1つ、
「あるべき残高」と帳簿残高があっているか確認します。あっていればOKです。

めんどくさいですが、たいてい仕事はめんどくさいです。ツールやプログラミングでラクできる余地もありますが、簿記の資格なくてもできちゃいます。

ここまでできれば、当月の試算表は完成です。チェックのため顧問税理士にデータをメール送信します。

経理の毎月の定例のお仕事はこれでおしまいです。

数字あわせです。簿記の資格はいりません。

年1の決算事務

・銀行取引残高確認資料
会社の決算日時点での残高証明書を銀行ごとに取り寄せます。手数料がいります。

・決算仕訳
当期の最終仕訳です。

固定資産、棚卸資産、社会保険料、労働保険料、配当、その他諸々の清算仕訳をいれて数字を確定し、税金まで確定します。

テクニカルな仕訳なので顧問税理士にお任せです。

ザックリですが、
資料取り寄せ、決算仕訳は顧問税理士にお願いして、年1の決算事務は終了します。

簿記の資格はいりません。

簿記の資格は本当にいらない?

ただし、以下の2つのケースだけは、仕事上、簿記の資格があって良かった!と思う可能性があります。

顧問税理士がいない会社

もし、経理として入った会社が、顧問税理士のいない会社だったら、聞ける税理士がいません。

なので、簿記の資格があれば、最初は役立つと思います。

私なら速攻で離職しますが、、。

顧問税理士のいない納税意識の低い会社は先が知れてます。

粉飾決算等の片棒(かたぼう)をかつがされて、適当な役職をつけられ、結果、変に責任を取らされても困ります。

人生転げ落ちるリスク大です。

売上が100億円以上の連結決算会社

今までの「簿記の資格はいらない」くだりは、私の経験からです。

売上規模が、年間25億円までの経理の仕事しか正直したことがありません。

なので、100億や1000億やそれ以上の売上の会社で、グループ会社が多数あり、連結決算が必要であれば、簿記の資格は、経理の仕事をするうえで、活かされると思います。

予備知識として、仕事をしやすくしてくれるという意味では否定しません。

資格はプラスアルファ

「簿記の資格は、経理の仕事に必須ではありません」

「簿記の資格がなくてもできちゃいます」

ただし、簿記の資格は、人によっては非常に有益です。価値があります。

Rin妻

あれ?急に話が変わった!

急に180度、話が変わりましたが、資格好きなのでご了承ください。経理の実務からは離れます。

例えば以下の人達です。

・就職活動前後の学生
・税理士を考えてる老若男女
・決算資料を読みたい管理職
・職場復帰したい主婦

就職活動前後の学生

学生ならとりあえず大企業を目指しているという前提です。

簿記2級があれば、真面目に勉強できる人かわかるので、面接でも一目置かれるでしょう。

たとえ配属先が営業だとしても、会社は数字の世界です。将来的に役立つ可能性が高いです。

就職活動前にとれなくても、後でとっても大企業は資格好きです。話題作りや人事考課に役立つ可能性が高いです。

そういった意味で学生におすすめします。

税理士を考えてる老若男女

簿記3級2級から始めるのがいいのでは?自分の適性もわかります。スンナリ受かれば、税理士の適性があると思います。

私は適性がありませんでした。
(T_T)

いきなり有料の税理士講座を申し込む前に、まずは、負担の少ない簿記3級2級を勉強するのも悪くないのでは?

決算資料を読みたい管理職

決算資料を読みたいビジネスマンは、世の中にたくさんいます。

よくあるビジネス書籍で、いまいちよくわからなければ、簿記3級2級を勉強してみるのも手です。

複式簿記という考え方を知るだけでも、思考が広がります。仕事に役立つ可能性大です。

職場復帰したい主婦

こちらで詳しく書いてます。主婦におすすめです。

【主婦限定】数字が好きな主婦におすすめなのはこの資格!

最後に、

Rin妻

最後だよ!

簿記の資格に限らず、
資格を取るということは、

Rin

「プラスアルファの価値がある」

と思って勉強するべきでは?

というのが個人的な見解です。

資格があっても資格に頼らず奢(おご)らない。

資格はあくまでプラスアルファだと思っていれば、過剰に資格に期待しすぎません。

自分にあった資格の活かし方を考えましょう!

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