【社会保険(健康保険+厚生年金保険)】に加入してくれませんか?「ヤダ、入りたくない!どうしても入りたくないんです!!」

ナゴヤん、今日はまじめな少しお堅い仕事の話しです。

 

総務の仕事をしていて、 やっかいな作業の一つに、給与事務があります。

 

就業規則、税金、社会保険、雇用保険、市区町村 などなどと絡みがあって、個人の権利生活にも非常に大きく関わっています。

 

で、ここでいう社会保険の意味は、「健康保険」と「厚生年金保険」のこと。

 

よく聞かれるんだけど、

 

健康保険は入りたいけど、厚生年金保険は入りたくないっていう従業員がけっこういて、よく質問されます。

 

そういうことを柔軟に国が対応してくれればいいんだけど、これはできません。

 

「健康保険」と「厚生年金保険」

 

セットで加入義務があります。

 

なのでけっこうな経費負担が従業員にかかってきます。会社もなんだけどね。

 

うちの会社は、中小企業にしては、 しっかり、給与事務を行なっているほうだと自負しています。

 

パートでも時間数が毎月120時間以上であれば、 社会保険に加入義務があります。

 

【500人以上雇用の大企業ならば、毎月のそれは、80時間以上だ。】

 

数ヶ月に一度は、パートの就業時間数をチェックしています。

 

本当は、所定労働時間をパートさんごとに決めて雇用契約をして、現場をまわしているんだけど、実際はこんなうまくはいきません。人が急に退職した、病気で休まないといけない、介護で思うように働けなくなったなどなど、人生いろいろあります。会社はそんな従業員の人生と向き合って臨機応変に対応しないといけないんです。

 

目先の収入にとらわれたり、旦那の扶養に加入中でどうとかで、 なかなか入ろうとしない輩(やから従業員)が、一定数います。

 

加入した方がいいよ、手厚い国のサービスも受けれるし、半分費用は会社負担なんだから、 従業員は、加入しない手はないでしょう。 と思う。

 

会社は経費負担が増えるけど、、、。

 

入りたくない従業員対策としては、 就業時間数を減らしてもらうしかないんです。

 

それでも120時間の就業時間数を何回もオーバーするようなら、 おどしをかけて(物騒ですみません、うちはブラックじゃないよ)、退職勧告するしかなくなってきます。

 

厳しいようだけど、前例をつくったらキリがないので、

 

ベテランパートで、会社にも貢献してきた方だったけど、放置すれば法律違反に会社が加担しているていになってしまうのでしかたがない。

 

なぜ、ここまでするのかというと、

 

社会保険の調査がけっこうあるからなんです。

 

違反してても、罰則金までは、なかなかないと想定できますが、 2年間を遡って労使双方(従業員も会社も)追徴される可能性は、 大いにあるんです。

 

いまは先述したとおり法律も変わったし、以前より厳しくなっています。

中小企業の社会保険逃れがけっこうあるからなんです。経費負担に耐えられない会社がたくさんあるからです。

いろんなデメリット

追徴額は、月120時間前後労働なら、 ざっと労使双方合計で100万円前後だ。
非常に痛い。
会社も痛いが、金さえ払えば終わりの世界だ。
だけど、従業員は大変だ。 50万円の支払いは非常に痛いのは当然だ。
一度に払えるのかというのもある。最悪、会社が立て替えないといけない。
会社責任だからいたしかたないのかもしれないが、社長は怒りくるうだろう。
こっち(給与事務責任者)に矛先を向けられてもやっかいだ。
もっとややこしいのは、
2年間遡って加入ということになるんだから、今までの旦那さんなどの扶養から外れないといけない。
旦那さんの会社の旦那さんに対する評価にも もしかして影響するかもしれない。
旦那さんの扶養手当にも影響するかもしれない。
病院にもしかかっていたら、健康保険の加入先が変わるのだから、 いったん、払い戻しなどして、精算事務が必要になってくる。
社会保険料に影響があるということは、 税金にも影響が出てくる。
所得税と住民税、 こちらも煩雑だ。これらの作業も考えただけで途方にくれてくる。
これらは、全部、従業員個人がやらなければいけない事務作業だ。
会社も誰もやってくれない。
何度も関係役所へ出向かなければならない
かも知れない。 自分の仕事にも影響してくるだろう。
こんなことにならないように、 会社から社会保険加入について何か言われたのなら、 素直に指示に従って欲しい。
自分のためなのだから、、、、。

ベテランパートさんの事情

このベテランパートさん、未加入理由は、ダンナさんが大きな会社に勤めてたみたい(すでにダンナさんは退職)で、
そういった方は、会社の健康保険組合に加入してて退職後も何年かは面倒を組合がみてくれるらしい。
で、そのダンナさんの健康保険の扶養になっているわけだ。
扶養になれば保険料はタダ。ダンナさんも厳格で、社会保険に加入するぐらいなら、働くのを辞めろと言われているらしい。
だけど本人は、会社に対する責任感やじぶんの考えがあって好きな仕事は辞めたくない。って感じだった。

会社の対応策

事情がわかれば、対策もなんとか出てくるもので、
結局、この方は退職して個人事業主になってもらった。
労災はなくなるということや
自分で確定申告をしなくてはいけない、
健康保険組合の条件があるから通勤費込みで年収130万円以内、
会社との請負業務契約書の整備、
社長の承認など、
いろいろとやることや認識してもらうこともあったが、

今はなんとか落ち着いて働いてくれている。
社長もわたしも、今まで会社に貢献してくれていたから、ここまでいろいろ(ダンナさんの健康保険組合とのかねあい、顧問税理士、社労士に確認など)調べて骨を折ってあげたけど、
普通はここまでやってあげれない。
会社の事務負担も今後増えるし、基本は会社のいうことを聞いてくれなければ、
退職勧告するしかない。

結び

会社側は、なるべくパートさんの意向は聞いてあげたいと思う。
生活にかかってくるし、気持ち良く働かせてあげたいのは、ヤマヤマだ。
だけど、社会のルールは守らないといけません。
会社は一緒になって法律違反はできません。これは絶対です。
肝に命じてこれからも法令順守します。
おしまい

4 Comments

reblog758n

コメントありがとうございます。励みになります。社労士資格お持ちなんですね。

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brightmiddle

昨年ぎりぎりで合格しました。でも、すでにその職務には就いていないですけどね・・・。また、いろいろと教えてください。

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reblog758n

自分は実務ばかりで基礎がありません。社労士関連の雑記ブログ期待してます。

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