10月14日開始の日テレ系ドラマ
「先に生まれただけの僕」(土曜夜10時)で、
商社マンでありながら突然、私立高校の校長を命じられた主人公を桜井翔さんが演じてました。
ドラマの奨学金の設定
この第一回放送で、奨学金の話しが出てきました。
急な親の1年間の労務不能状態で、大学進学を悩む生徒についてのお話しに関連して、
校長(桜井翔)が身の上話を話して、説得しようとします。
その中で、600万円の借金と、
月々3万円返済という数字が出てきました。
35歳の設定で、今もなお、月々返している最中だ
と、ドラマで話してました。
ちょっと多くないか?
自分も借りてた
自分もそうだったのかな~と、
少し思い出してました。
わたしも大学入学時は、
日本育英会にお世話になりました。
大学入学してからでしたが、広い講堂で、育英会の奨学金の話しを聞いた覚えがあります。あれはオリエンテーションの期間だったのかな?
もう数十年以上前なので、ほとんど忘れてしまいましたが、確かに借りてました。
第一種と第二種があって、
第一種は無利息でいくらか貸与、
第二種は有利子でいくらか貸与、
簡単にいうと、家がより貧乏な場合は、第一種の無利息でいくらか借りれることができるということです。
うちの実家は個人事業主(損害保険代理店)で、
うちの親は、悠々自適に無理せず、何とか家族が食べれればいいや的な感じで事業を行ってたので、当然、第一種で借りられました。
たぶん、当時年収的に、350~400万円前後だったんじゃないかな~~って想像ですが、いまおもうと、それぐらいなのかな?って思ってました。
もっともらってたら、ごめんね、親父!!
でも教職員になったら、借りた分は、返還免除の特典がありました。
今もあるのかな?あるといいですね。
残念、この特典廃止されてました。せちがらい世の中で厳しいですね。
留年した代償
で、わたしは、勉学そっちのけで、バイトのやりすぎがたたって、
1年留年してしまいました。
確か、3年の春に留年が確定したんですが、どうしても親に言えなくて、いつ言おうかいつ言おうかと悩んでいるうちに、
大学から通達がきて、おふくろに大目玉をくらった記憶があります。
そりゃそうですよね。
1年余分に授業料がかかってしまう。
社会人になるのに1年遅れてしまう。
親としては、不安ですよね。
(T_T)
でも、親父に怒られた記憶があまりないのは、不幸中の幸いか、でも苦労をかけてしまったのはホントに申し訳ない。親に感謝です。
ただ、怒られただけですみませんでした。
世の中そんなに甘くない。
親から、留年した✖として、
「借りた奨学金(全額ではなかったと思う)の一部は、社会人になったら自分で返せよ!」
って言われてしまいました。
当然だなと思ったので、返還することになりました。
全部でいくら返した?
私が月々返還していたのは、1万円とちょっとです。
たしか、40歳前後まで月々返還していました。
すべて返し終えて、返還終了の通知がきたときは、スゴク嬉しかったのを覚えています。
月々1万円ちょっとでも、15年以上は返していましたから、180万円ぐらいかな。全額で。
親が返還した分も含めると、
全部で300万円ぐらい借りてたんじゃないかなと思います。
こうしてみると、わたしはまだ恵まれています。
600万円を1人で3万円づつ返すなんて、キツイですよね。
20年近くかけて返すんでしょうか?
ちょっとやっぱり、大学無償化、考えたほうがいいですよね。
人生に夢を描けないですよね。日々の暮らしに精一杯で、、。
妻の会社の新卒の子も、奨学金を返還しつつ、親にも仕送りしているそうです。
だから、すごい質素な生活をしているのが、ハタから見ててよくわかるそうです。
そんな生活なので、同僚とも遊びに行かず、なかなか打ち解けてない様子だそうです。
凄い立派だと思いますが、どうにかならないものでしょうかね?やるせなくなります。
結び
右肩上がりでさえ、厳しいと思うのに、右肩下がりの今は、ホントにキツイと思います。若い力を育てないといけないのに、奨学金で潰すことになるなんて、世の中矛盾を感じます。
こんどの衆院選、大学無償化を訴えているところはどこでしたっけ?
非力だとしても、1票で自分の意志をあらわしましょう。
あきらめたら、人生終わっちゃいます。
おしまい
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